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ステップワゴンの故障したメーターを修理しました

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後日追記
 注意 

この記事の修理方法はおすすめしません

この修理の後しばらくしたら、メーターの別の部品が焼け焦げてしまいました!

メーターの中古を購入するか新品を購入して交換することをおすすめします。
焼け焦げた部品とメーターの交換方法はこちら↓↓です。

 

こんにちはコハペペです。うちはホンダのステップワゴンというミニバンに乗っています。2007年に中古で買ってもう10年になります。愛犬も含めて家族が多いので、このサイズの車はとても重宝していて、これまで故障もなくとても気に入っています。ステップワゴンのこのモデルはスピードメーターとタコメーターが針のメーターではなくデジタル表示なのが特徴です。なんとこのデジタルメーター、ある時そこだけ表示しなくなってしまいました。


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エアコンや、ウインカーやヘッドライトの表示はするのですが、スピードメーターとタコメーターだけ光りません。

タコメーターが無くてもオートマなので特に気にしなくてもいいですし、スピードも周りの車と同じようなスピードで走ればいいので、表示が無くてもまぁいいかと思ってしばらく乗っていたのですが、何か落ち着かないので修理することにしました。いつもお世話になっている業者さんに聞いたところ、この部分の新品部品が3万4千円、中古のだと1万円くらいということでした。高いですが、10年以上も前の保守部品が新品で買えるなんて、車メーカーってすごいですね。

さてこのメーターをネットでいろいろ調べると、ある部分の部品が壊れやすいことがわかりました。

もしかしらたうちの車も同じところが壊れていて、もしかすると直せるかもしれない!と思って自分で修理することにしました。まぁもし直らなくても、いつもの業者さんに修理をお願いできるので、安心して分解してみましょう。

 

さてメーターを取り外しましょう。車の分解の仕方はネットに詳しく紹介してくださってる方々がいるので、それを参考に分解していきました。

内装のパネルを外す時に爪があって外しにくいですが、自転車のタイヤを修理するときに使うヘラみないなのを差し込みながら外していきました。

こういうやつです。タイヤレバーって言うんですね。初めて知りました。

外したメーターのユニットがこちら。家の中に持ってくると結構大きいですね。


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この写真はメーターの裏側から見たところです。左側が問題のメーターにつながっている基板です。


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ネットの情報では丸の部分が怪しいようです。

 


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このFU601という部品、FUという参照名からヒューズだと思うのですが、この部品をテスターで導通チェックをしてみると切れていました。ヒューズが切れてメーターが動かなくなっているのかもしれません。

さっそく取り外してみました。部品の裏側を見てみると黒く焼けています。


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熱のストレスで焼き切れてしまった感じですね。瞬間的に焼け切れたというより、時間をかけてじわじわ焼けて切れてしまった感じがします。

さて、この部品がヒューズだとして、何Aのヒューズかわからないので推測します。部品には「100」と書いてあります。もしかすると1.00Aのことかもしれませんが、そんな表記のヒューズは見たことないです。

あとは基板のパターン幅が1mmくらいでした。基板設計の際に電流の目安としては1mm幅の上限は1Aで設計します。なのでここを流れる電流も、多くても1Aではないかと思います。安全設計を考慮するとこの半分くらいかもしれません。

 

追加

いろいろ調べた結果ヒューズではなくTNCサーミスタだと思われます。記事の最後に詳細を追加しました。新しいヒューズをつけるのではなく、単にジャンパーさせるだけでも多分大丈夫でしょう。

追加終わり

 

なのでここには1Aのヒューズがついていたということにしました。1Aのヒューズが切れてしまうのであれば、2Aなら切れないだろうと、2Aのヒューズをつけることにします(適当)。家の中を探して見つかった部品がこちら。


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試しにこれをつけてみることにします。耐圧が32Vなのがちょっと気になりますが、これしかないのでこれで行きます。

 


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もともとの部品のサイズよりちょっと小さいですが、つけることができました。

 

さて、これで車につないでみます。ケーブルを車につないで鍵を回します。


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光りました!!久しぶりにここが光っています。おかえりなさい数字!!

ネジやパネルをもとに戻して、掃除もちょっとして修理完了です。


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いつもの物がいつもの所にある、安心感のようなものが感じられます。おかえりなさい数字!!(2度目)

直ってよかったです。車は分解したことないので、余計に壊れてしまったらどうしようと思いながら分解したので、これで一安心。

ただ、気になることがあるんです。壊れていた部品は本当にヒューズだったのだろうか?

壊れていたFU601と同じ部品は、違うところにもついていました。


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壊れたメーターと反対側の、エアコンの表示ユニットのところです。


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FU901です。この部品も表示が「100」で色も形も同じです。この部品も導通チェックしましたが、こちらは導通OKで切れていませんでした。ただ、抵抗値が10Ωもありました。一般的に1Aのヒューズだと100mΩくらいなので、異常に大きな抵抗値になります。このヒューズも焼けてきていて、切れる寸前なのでしょうか?

シルクの参照名がFU***なのでヒューズだと思っていましたが、ヒューズではない何か別の部品なのかもしれません。「100」の表示を抵抗値として読むと10Ωなので、測定した値と一致します。抵抗のような部品なのでしょうか?リセッタブルヒューズかな?TNCサーミスタかな?ヒューズの代わりの抵抗かな?

正体は何なのかもう少し考えてみます。

追加

いろいろ調べたのですが、ヒューズではなくTNCパワーサーミスタが一番近いのかもしれません。サーミスタは温度が上がると抵抗値が下がる特性があって、温度センサーとして主に使われますが、電源ON時に発生する大きな電流から回路を保護する部品としても使われています。

調べた中で最も似ている部品がこれです。AVX NTC Thermistors NC20 シリーズのNC20KC0100KBA
という物です。サイズが3216と同じで、色も茶色で、常温で10Ωです。

どういうものかというと、普通の温度では抵抗値が10Ωあるので、電源が入った瞬間に大きな電流が流れるのを防いでくれます。しばらく電流が流れると部品があたたまって抵抗値が下がり、ほぼ導通状態になって普通に電流が流れるようになります。あたたまってしまえば、ただの配線としての機能になります。

問題はあたたまるというところです。メーターに使われていた部品はもしかすると、流れる電流が若干大きく想定以上に温度が上昇しすぎて、はんだにクラックが入ったり、部品そのものの寿命が早まってしまったのかもしれません。

TNCパワーサーミスタだとるすると、電源ON時の瞬間的な大電流を防ぐ効果だけなので、私の修理のようにFU601にヒューズをとりつけるのは効果が違うためあまりな意味がなく、10ΩのTNCパワーサーミスタが無いのであればそこをジャンパーするだけでいいのでしょう。

 

後日追記

 注意 

この記事の修理方法はおすすめしません

この修理の後しばらくしたら、メーターの別の部品が焼け焦げてしまいました!
メーターの中古を購入するか新品を購入して交換することをおすすめします。

メーターの交換方法はこちら↓↓です。

追記終わり