PCBgogoがビックサイトで開催されているJPCAShowに出展していたので、気になっていることを聞いてきました。
JPCAShow
JPCAShowは、東京ビックサイトで開催されている「電子機器トータルソリューション展」という、製造技術、メタバース、無人化システム、最新デバイスなどの複数の展示会が集まった中の一部で、基板の製造や実装技術に関する会社が出展している展示会です。
JPCAShowにPCBgogoが出展するというので、開催初日のビックサイトに行ってみました。
PCBgogoは5F19のブースに出展していました。
担当者の方にお話を伺います。日本人の営業の方と話していると錯覚するくらい、日本語に堪能な方でした。
日本語発注に関して
PCBgogoのホームページは日本語対応していて、パラメータの設定から支払いまで全て日本語で行えます。さらにどこまで日本語対応しているのか聞いてみました。
私:PCBgogoのサイトは完全に日本語対応していますね
PCBgogo:最初から最後まで全て日本語で完結できるようにできています
PCBgogo:日本語で大丈夫です
「ご要望・連絡事項」の部分は、これまで英語で記載していたのですが、この部分も日本語で良いことがわかりました。注文に関しては、完全に日本語で完結できそうです。
しかし注文後にも、基板屋さんとのやりとりが発生する場合があります。
例えば、
「V-CUTのラインが基板と並行ではないので製造できませんが確認していただけますか?」
「部品のパッドがあるのに、メタルマスクに穴が開いていませんが開けましょうか?」
のように、製造を開始してからデータに問題が発覚し、製造エンジニアの方から質問メールが英語で届いたことがあります。
こういったやりとりは、どうなんでしょうか?
私:発注後、エンジニアから質問がある場合もあると思うのですが、その際も日本語でやりとりできるのですか?
PCBgogo:はい。日本語ができる担当者が間に入るので、全てのやりとりが日本語でできます
おおお。これはすごいです。ここまで日本語対応しています。
私が使ったことのある海外の基板屋さんで、問題発生時のやりとりまで日本語で対応してくれるのは、PCBgogoだけとなります。
海外の基板屋さんなので、言葉の壁を感じてる方もいるかもしれませんが、PCBgogoであれば日本語で完結するので安心して発注できますね。
UV印刷基板
以前ご紹介しましたが、PCBgogoではフルカラーのUV印刷基板のサービスを開始しました。展示会には、これまで作られた方の作品が展示されていました。
どれも素敵なデザインで、とても綺麗ですね。
UV印刷基板の発注時も日本語でいいのか聞いてみました。
私:UV印刷基板の発注も日本語で大丈夫ですか?
データの作り方は、以前の記事を参考にしていただいて、注文時には「ご要望・連絡事項」に「UV印刷希望」と書くだけでいいんですね。
他の基板屋さんではUV印刷をするとシルクスクリーンの印刷が行われないのですが、PCBgogoではシルク印刷&UV印刷となるということです。
透明基板!?を発見
UV印刷基板の中に、透明の基板がありました。
透明樹脂製の両面基板で、スルーホールも開いています。表面処理ははんだメッキ仕上げでした。やや黄色がかった透明で、アクリルの板ほど平坦ではない感じです。
透明基板も発注方法は「ご要望・連絡事項」に「透明印刷希望」と書けば良いそうです。
これは斬新。透明基板を使うことで、面白い作品が作れそうですね。
PCBAについて
PCBgogoでは、基板の製造と一緒に部品の実装サービス(PCBA)も行っています。ちょっと試してみたいと思っているので質問してみました。
私:PCBAの費用はいくらくらいかかりますか?
PCBgogo:初めてであれば$5以下で作れる場合もあります。部品数によって変わるので見積もりを取って頂ければと思います
初めての注文はとても安く作ってもらえそうです。
PCBAの場合には、実装する部品を日本から送るか、PCBgogoに調達してもらうことになります。今の世の中、コピーの部品が溢れています。
私:PCBgogoに部品を調達してもらった場合、部品は本物なのでしょうか?
PCBgogo:部品は海外の代理店から正規の物を購入しているので安心してください
私:逆にとても安価に作りたいから、Aliexpressなどから調達してもらうこともできますか?
PCBgogo:基本的にはBOMリストに記載されているメーカーと型番から、PCBgogoが最適なルートから入手するのですが、希望があれば対応できると思います
私:抵抗は抵抗値と誤差だけ指定して、メーカーはお任せということもできますか?
PCBgogo:パラメータだけでも大丈夫で、その場合PCBgogoが最適な部品を選定して提案します
話をしていると、PCBAが手軽にできそうな気になってきます。今後、PCBAも挑戦してみたいと思います。
ギフト
帰りにノベルティーが入ったバッグを頂きました。パンフレットと、定規とボールペン。そしてなんと$100のクーポンコードが入っています。
$100と言ったら結構すごい基板が作れますよ。
今回はPCBgogoの担当者の方に、いろいろ気になっていたことを質問できてよかったです。UV印刷基板や透明基板、PCBAとサービスを利用してみたいと思います。
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