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Super Easy PDK Programmerの組み立て方・使い方

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様々なPadaukマイコンのSOT,SOPパッケージに対応し、インサーキット書き込みも可能なSuper Easy PDK Programmerの組み立て方と使い方をご紹介します。

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組み立て方

SOPソケットを、左右どちらか使いたいマイコンの型番のある方にはんだ付けします。左右どちらも、またはSOTパッケージも書き込みたい場合は、オプションのソケットをご購入ください。

6ピンのピンソケットと、2x8ピンのピンソケットをはんだ付けします。

以上ではんだ付けは完了です。

ゴム脚を基板の裏側の四隅に貼り付けます。

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開発環境のセットアップ

開発環境

上記の記事を参考に、開発環境をセットアップします。上記の記事の「プログラムの実行」の項目の手前まで終了です。これ以降は別の書き込み機の内容なので、読む必要はありません。

書き込みツール

Free PDKプロジェクトのリリースファイルの中から、ご自身の環境に合わせて EASYPDKPROGをダウンロードし、解凍します。

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書き込みの準備

各ソケットで書き込めるマイコンが異なります。書き込みたいマイコンの型番のあるソケットを探します。

右側のソケットの場合、SOP8か14,16によってスイッチを切り替えます。

また、右手前にあるスイッチを「WRITE」にセットします。

SOPソケットの場合ソケットを上から押し込み、中にマイコンをセットします。

ピン数によって、ソケットの中にセットする位置が異なります。ソケット手前に描かれているイラストを参考に、正しい位置にセットしてください。

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書き込み

コンソールやコマンドラインで、コンパイルしたフォルダに移動して

easypdkprog -n 型番 write HEXファイル

と実行します。

例えば マイコンがPFS154で、HEXファイルがfirmware.ihxだった場合

easypdkprog -n PFS154 write firmware.ihx

となります。実行すると、

easypdkprog_dev -n PFS154 write firmware.ihx
Erasing IC... done.
Writing IC (289 words)... done.
Calibrating IC
* IHRC SYSCLK=1000000Hz @ 2.80V ... calibration result: 1004332Hz (0x54) done.

こんな感じに書き込みが完了します。

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実行の準備

書き込み機のTARGETと書かれたコネクタに、マイコンの各ピンが電子的に接続されます。必要なピンをターゲットの回路と接続します。電源ピンも必ず接続してください。

全て配線が完了したら、書き込み機の右手前にあるスイッチを「RUN」にします。

マイコンにターゲットの回路から電源が供給され、マイコンが動作を開始します。

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再書き込み(インサーキット書き込み)

右手前のスイッチを「WRITE」にセットします。マイコンの接続が、ターゲットの回路から書き込み機に電子的に切り替わります。

easypdkprogを実行して書き込みを行います。

書き込みが終わったらスイッチを「RUN」にします。

マイコンの接続がターゲットの回路に電子的に切り替わり、プログラムが実行されます。

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書き込み可能なマイコン

本機で書き込み可能なマイコンは以下の通りです。

MCU390 (0xC31): OTP : 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes (RO)
PFS154 (0xAA1): FLASH: 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes
PFS172 (0xCA6): FLASH: 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes
PFS173 (0xEA2): FLASH: 3072 (15 bit), RAM: 256 bytes
PMC131 (0xC83): OTP : 1536 (14 bit), RAM: 88 bytes (RO)
PMC251 (0x058): OTP : 1024 (16 bit), RAM: 59 bytes (RO)
PMC271 (0xA58): OTP : 1024 (16 bit), RAM: 64 bytes (RO)
PMS131 (0xC83): OTP : 1536 (14 bit), RAM: 88 bytes (RO)
PMS132 (0x109): OTP : 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes (RO)
PMS132B (0x109): OTP : 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes (RO)
PMS133 (0xC19): OTP : 4096 (15 bit), RAM: 256 bytes (RO)
PMS134 (0xC19): OTP : 4096 (15 bit), RAM: 256 bytes (RO)
PMS150C (0xA16): OTP : 1024 (13 bit), RAM: 64 bytes
PMS152 (0xA27): OTP : 1280 (14 bit), RAM: 80 bytes
PMS154B (0xE06): OTP : 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes
PMS154C (0xE06): OTP : 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes
PMS15A (0xA16): OTP : 1024 (13 bit), RAM: 64 bytes
PMS171B (0xD36): OTP : 1536 (14 bit), RAM: 96 bytes
PMS271 (0xA58): OTP : 1024 (16 bit), RAM: 64 bytes (RO)
PFS122はPFS172、PFS123はPFS173と設定すれば書き込み可能です。
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アップグレード

本機のファームウェアは、easy-pdk-programmer-software/Firmware のmasterブランチのものを使っています。

もし、もともと書き込み可能なマイコン意外にも書き込みたい場合には、さらに多くのPadaukマイコンに対応したdevelopmentブランチのファームウェアを書き込むといいでしょう。

developmentブランチを書き込む方法について、詳しくは下記の記事を参考にしてください。

ファームウェアをdevelopmentバージョンにすると、書き込みツールもdevelopentバージョンにする必要があることを忘れないでください。

developmentバージョンの対応マイコン一覧です

MCU390 (0xC31): OTP : 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes (RO)
PFC151 (0xCA7): FLASH: 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes
PFC154 (0x34A): FLASH: 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes
PFC161 (0xCA7): FLASH: 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes
PFC232 (0xBA8): FLASH: 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes
PFS121 (0xCA6): FLASH: 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes
PFS122 (0xCA6): FLASH: 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes
PFS123 (0xD44): FLASH: 3072 (15 bit), RAM: 256 bytes
PFS154 (0x542): FLASH: 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes
PFS172 (0xCA6): FLASH: 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes
PFS172B (0xCA6): FLASH: 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes
PFS173 (0xD44): FLASH: 3072 (15 bit), RAM: 256 bytes
PFS173B (0xD44): FLASH: 3072 (15 bit), RAM: 256 bytes
PMC131 (0xC83): OTP : 1536 (14 bit), RAM: 88 bytes (RO)
PMC251 (0x058): OTP : 1024 (16 bit), RAM: 59 bytes (RO)
PMC271 (0xA58): OTP : 1024 (16 bit), RAM: 64 bytes (RO)
PMS131 (0xC83): OTP : 1536 (14 bit), RAM: 88 bytes (RO)
PMS132 (0x109): OTP : 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes (RO)
PMS132B (0x109): OTP : 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes (RO)
PMS133 (0xC19): OTP : 4096 (15 bit), RAM: 256 bytes (RO)
PMS134 (0xC19): OTP : 4096 (15 bit), RAM: 256 bytes (RO)
PMS150C (0xA16): OTP : 1024 (13 bit), RAM: 64 bytes
PMS150G (0x639): OTP : 1024 (13 bit), RAM: 64 bytes
PMS152 (0xA27): OTP : 1280 (14 bit), RAM: 80 bytes
PMS154B (0xE06): OTP : 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes
PMS154C (0xE06): OTP : 2048 (14 bit), RAM: 128 bytes
PMS15A (0xA16): OTP : 1024 (13 bit), RAM: 64 bytes
PMS15B (0x639): OTP : 1024 (13 bit), RAM: 64 bytes
PMS171B (0xD36): OTP : 1536 (14 bit), RAM: 96 bytes
PMS271 (0xA58): OTP : 1024 (16 bit), RAM: 64 bytes (RO)