VFD時計が一気に売れて在庫が無くなってしまったので、キットを少量補充しました。
IV-6 VFD NTP 時計キットについて、詳しくはこちら👇👇をご覧ください。

基板の組み立て
まずは、時計のメインボードの組み立てです。
ダンボールの板に基板を置いて、その上からメタルマスクを載せます。基板とメタルマスクの周囲に開けておいた穴にマップピンを刺して、基板とメタルマスクの位置合わせ兼固定を行います。
メタルマスクの奥にクリームはんだを載せます。はんだにはオーブンでも簡単に溶ける、低融点鉛フリーはんだChip Quik TS391LT50を使っています。
先端がしなくスキージを使って、クリームはんだを印刷します。マップピンで位置合わせをしているので、完璧な位置にクリームはんだが印刷できます。
部品の実装は、吸着ピンセット HAKKO394で行います。部品を掃除機にように吸着して目的の場所で離します。ピンセットより断然高速に実装が行えます。
吸着できないコネクタ以外は、全て吸着ピンセットで行いました。
ノズルには、これを使っています。


熱風が庫内を循環し基板がムラなく加熱される、テスコムのコンベクションオーブンでリフローします。90度→120度→140度→165度と加熱して終了です。
メインボードの組み立てが完了しました。目視でのチェックでは異常は見つかりませんでした。
ファームウェアの書き込み
まずは、USBポートのチェックです。USB Type-Cのコネクタはピッチが狭く、はんだブリッジしやすくなっています。もしブリッジしていると、パソコンに接続した時にパソコンに悪影響があるかもしれないので、ショートチェッカーを使ってブリッジしていないかチェックします。青いLEDが点灯していれば、ショートせず正常です。チェックの結果、全て問題ありませんでした。
USBショートチェッカーについて詳しくはこちら👇👇👇

パソコンにつないでファームウェアの書き込みを行います。
実際にVFD基板を接続して、動作のチェックをします。VFDが点灯しましたよ!!VFDの光っていいですね。
ケースの切り出し
レーザーカッターを使って、アクリル板からケースを切り出します。
キットの完成!
必要な部品を袋詰めして、VFD時計キットの完成です!!
IV-6 VFDの在庫がなくなってしまったので、キットを3つしか作れませんでした。
今回補充したIV-6 VFD NTP 時計キットについて詳しくはこちら👇👇をご覧ください。

VFDはリードがたくさんあってはんだ付けが大変なのですが、とっても簡単にはんだづけできるよう基板の形状を工夫してあるんですよ。詳しくはこちら。
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