Padaukマイコンのデータシートを見ていると、Padaukマイコンには大きく分けて2種類のピン配置があることがわかりました。
SOPパッケージ
上位互換型
PFS154やPFS123などのPadaukマイコンのピン配置は、ピン数が多くなるに従い、従来のピンはそのままにIOが増えていきます。
上の図のように、SOP8からSOP14になると、パッケージの上部に新たなピンが追加されます。SOP16ではさらに上部に新たなピンが追加されます。
このため、SOP8でIOピンが不足になったら上位のパッケージに交換しても、これまでのピンはそのまま利用することができる便利なピン配置です。
また、プログラムを書き込む際には電源ピンとポートAを使うので、16ピンのソケットがSOP8でもSOP14でも利用できます。
電源定位置型
もう一つのタイプは、電源ピンが必ず上部に位置するタイプです。この場合、SOP8からSOP14にピンが増える際に、電源ピンの下と、パッケージ下部にピンが追加されます。SOP14からSOP16に増える時には、一番下に追加されます。
電源ピンの場所は常に一定ですが、ピン数が増えるとピンの機能が変わってしまいます。
また、プログラムの書き込みには電源ピンとポートAのピンを使いますが、SOP8からSOP14になると電源ピンとポートAの間に、書き込みに必要ないPA0とPA7が追加されてしまいます。このため同じソケットは使えず、配線を変更しないといけません。
PFS122やPMS131、PMS132、PMS134がこのタイプになります。
SOTパッケージ
SOTパッケージでも2種類のピン配置がありました。
PFS123、PFS154は、3ピンがPA5で4ピンがPA6です。
PFS122、PMS150Cなど、上記以外のマイコンは、PA5とPA6のピンが逆になります。
PA5はプログラムを書き込む際の高電圧印加ピン(VPPピン)なので、書き込み機を作る際には注意が必要です。
両方に対応した書き込み機
これらのピン配置があることを踏まえて、インサーキット書き込み機能のあるEasy PDK Programmerを作りたいと思います。
2025.3.9 続きはこちら
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