
歩行者用信号機のケースができたので、今回は基板を設計してPCBWayに発注しようと思います。
回路図

回路は上の図のようになります。これまでと違うところは、自動式と押しボタン式をスイッチで切り替えられるようにしたところです。
自動式と押しボタン式の切り替えをPB1で行います。ボリウムの電圧をPB3のAD入力を利用して、青と赤の点灯時間を調節します。PB2は押しボタン式の時の押しボタン入力です。
PB4と5はLEDを接続します。今回はシアンか赤どちらかしか点灯しないので、抵抗はまとめて1つにしました。100Ωでだいたい15mA程度になっています。
マイコンにはPadauk PFS123を使います。PFS123はADCを内蔵したPadaukの1コアマイコンの中では最も高機能なマイコンになります。
アートワーク
表面

表面には、シアンと赤のLEDのみ実装します。とてもシンプルです。
裏面

裏面にその他の全ての部品が実装されます。電池ボックスや、押しボタンはケーブルを直接はんだ付けするのではなく、コネクター式としました。
シルク印刷のフォントは、信号機や標識に使われているナールとヘルビチカによく似ている、TA丸ゴシックとTA角ゴシックを使ってみました。なんか文字が標識の文字な感じがするでしょ?
面付け

まとめて実装しやすいように、2枚面付けしました。子基板と子基板の間はVカットで分割できるようにしてあります。
基板を発注
それでは、PCBWayに基板を発注しましょう。
製造パラメータの設定

基板の製造パラメータは、上記の5カ所のみ設定しました。白い基板にしたいので、レジストの色を白にしてあります。

マイコンだけしか表面実装部品がありませんが、クリームはんだを印刷するときに使うメタルマスクも一緒に作ってもらいます。
メタルマスクは機械に取り付けるための枠ありと、そうでない枠なしがあります。機械は持っていないので枠なしを選びます。
メタルマスクは元々は190mmx290mmととても大きいです。扱いやすいようカットしてもらいます。基板のサイズ+20mmがいい感じです。そこで「Please cut 105mm x 128mm.」と「その他特殊加工」に書いておきます。
以上でパラメータの設定が完了です。右側の「カートに追加」をクリックします。ガーバーファイルをアップロードするウィンドが表示されるので、そこでzipに圧縮したガーバーファイルをアップロードします。
支払い

ガーバーファイルをアップロードすると、製造可能か製造パラメータが正しいかのチェックが開始されます。PCBWayは比較的この審査が早いです。今回は20分で審査が完了。右下のオレンジ色の「チェックアウトに進む」をクリックします。

輸送手段を選択し右側のオレンジ色の「注文する」をクリックします。PayPalの決済画面が表示されるので、支払いを済まします。
以上で発注完了です。
早く届かないかなぁ。



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