
今回は歩行者用信号機のケースを作りたいと思います。
LEDの制御を行うプログラムは、前回の記事をご覧ください。
ケースの設計
ケースの展開図を生成

まずはMakerCaseのサイトで、元となる箱の設計図を作ります。
幅50mm、高さ50mm、深さ85.5mm、素材の厚さ2.5mmとします。

すると、このように展開図が生成され、SVGでダウンロードできます。うちのレーザーカッターの場合、切り口は0.08mmだけ小さくすると、板どうしがガッチリと組み合わさります。
カットデータの制作

生成した展開図に、信号機の窓やスリットを追加して、信号機のカットデータを作ります。
MDFのカットと組み立て
カット

レーザーカッターEtcherLaserProで、MDFをカットします。

EtcherLaserProにはカメラが搭載されていて、カメラの画像を見ながら加工する場所を指定することができます。そのため、上の写真のようにすでにカットした素材でも、空いている部分を狙って加工することができます。

MDFがカットできました。
組み立て

おおお。信号です。

LEDを入れてみました。これはこれでいいのですが...うーん。もうちょっと、どうにかならないかな。
窓をアクリルにする
いいことを思いつきました。窓をアクリルにしてみましょう。
塗装

アクリルにまずは黒のスプレーで塗装します。薄く6回しっかりと塗装しました。

続いて白のスプレーで塗装します。黒が見えなくなるまで、薄く6回塗装しました。
レーザー刻印

白の面からレーザーカッターで刻印(削り取り)を行います。

人のマークの部分をレーザーカッターで削り取りました。

反対側から見ると、最初に塗装した黒が見えます。
組み立て

これでは、MDFの窓を、アクリルの窓に交換してみようと思います。

おおお。いいですね。信号っぽいです。

いい。いいじゃないですか。ちょっと手間がかかりいますが、より信号らしいですね。
さて次回は、信号機のケースの中に入れる、マイコンやLEDを実装する基板を設計して発注したいと思います。



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