今度はファミコンのIIコンをUSB接続のゲームパッドに改造しました。これで、二人同時にプレーができるようになります。改造の手順は前回と同じですが、スペースが少ない分だけ少し難しいです。
前回の記事
コントローラーの改造
用意するもの
- ファミコンのコントローラー IIコン
- ATmega32U4 Pro micro Arduino互換ボード
- USBケーブル
です。ファミコンのコントローラはハードオフのジャンクのファミコンから取り外しました。Pro micro Arduino互換ボードはなるべく小さい物です。(どれも同じサイズなのかな?)
USBケーブルは、microコネクタ側のケースが小さい物が望ましいです(なぜかは後述します)。
コントローラの分解
USBコネクタをスリム化
USBケーブルのmicroコネクタ側のケースをニッパで分解して、コネクタ部分を小さくします。
こんな感じにします。
ケースに配置
IIコンはIコンに比べ、コントローラの中のスペースに余裕がないため、この位置にarduino基板を収めようと思います。
コンデンサの切断
arduinoの基板はケースに収まったのですが、コントローラ基板についている電解コンデンサが、出っ張って当たってしまうため、蓋が閉まりませんでした。電解コンデンサは、マイクの回路に必要な部品のようです。エミュレータではマイクは使わないので、この電解コンデンサは取ってしまうことにしました。
配線
こんな感じに配線しました。
マイコンのピンとICのピンは以下のようにつなぎます。
- マイコンのVCC -> ICの16番ピン(ICの一番左下)
- マイコンのGND -> ICの8番ピン(ICの一番右上)
- マイコンのIO2 -> ICの4番ピン(左上から右へ4番目)
- マイコンのIO3 -> ICの5番ピン(左上から右へ5番目)
- マイコンのIO4 -> ICの7番ピン(左上から右へ7番目)
- マイコンのIO5 -> ICの6番ピン(左上から右へ6番目)
- マイコンのIO8 -> ICの15番ピン(左下から右へ2番目)
- マイコンのIO9 -> ICの1番ピン(一番左上)
収納
これ↓に付属のUSBケーブルです。
遊ぶ
ファミコンのエミュレータにはOpenEmuを使いました。

USBをつなぐと、Iコンと同じ名前の「Arduino Leonardo」がゲームパッドとして登場します。同じ名前なので、どちらがIコンで、どちらがIIコンかわかりにくいですが、プレーヤー2に、追加された方のコントローラを割り当てます。私が設定した時は、プレーヤー2にIコンが割り当てられてしまったり、その逆にプレーヤー1にIIコンが割り当てられてしまったりしましたが、あれこれ設定していたら、うまいこと正しく設定できました。
エミュレータで遊ばれている方には、本物コントローラは、とてもオススメです。操作性が格段にいいです。まあ小さい頃に、このコントローラでやり混んだからという可能性がありますが...
つづき
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