ブロッキング発振回路は、トランスとトランジスタと抵抗だけでできる、簡単な高圧発生回路です。
回路図
回路はこんな感じです。とってもシンプルでしょ。
トランスには、インバータ基板から取り外した物を使います。テスターでどことどこがつながっているか調べました。
トランジスタをいろいろ変えてみる
2SC1815
たった1Vでネオン管が光りました。これはすごいですね。
黄色がトランジスタの電圧で、水色がトランスの出力です。1Vで200Vくらいが発生しています。
2SC2120
トランジスタがもっといっぱい電流を流すことができれば、ネオン管はもっと明るく光るのではないかと考え、トランジスタをもっと電流が流せる、ダーリントントランジスタに変えてみました。
ダーリントントランジスタは、トランジスタが2段入っているので、ゲインが高く電流を多く流すことができます。しかし、ONするのに通常の2倍の電圧が必要なので、電源の電圧が2Vくらい必要でした。
ダーリントントランジスタにすることで、ちょっと明るくなった気がします。
2SK1282
もっと電流が流せるように、MOS-FETに変えてみました。トランジスタの時は1V程度で光っていたのですが、MOS-FETの場合3V程度の電圧が必要でした。ONする電圧がトランジスタに比べ高いのが原因でしょう。
出力電圧も少しだけ大きくなりました。
手軽に高圧が得られます
ブロッキング発振は、簡単に高電圧の交流が得られることがわかりました。
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