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新mbedねこちゃん(マイコン書き込み機)の使い方詳細

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nekohaisen
2020.5.9修正
2016.4.29修正

mbed書き込み機(mbedねこちゃん)とマイコンとの接続の方法をご説明します。

用意するものは

  • マイコン(LPC1114NF28)
  • ブレッドボード
  • ジャンパーワイヤー
  • USBケーブル

です。

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mbedの登録と設定

mbedねこちゃんはmbedというArmが開発したインターネット上の開発環境を利用します。利用するためには、mbedのサイトに無料で登録して、ちょっとした設定が必要です。まだお済みでない方は、こちらを参考に設定してください。

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マイコンの準備

ブレッドボードに、マイコンやmbedねこちゃんを刺し、マイコンにプログラムを書き込む準備をします。

ブレッドボードの使い方は過去の記事に詳しく書いてありますのでご参考にしてください。

マイコンをブレッドボードに刺す

新品のマイコンは、下の写真のように足がハの字に広がっています。

このままではブレッドボードに正しくささらない場合があるので、┏┓な形になるように曲げます。

maikonha

どのような曲げ方をしてもよいのですが、以下のような方法で曲げると綺麗に曲げられます。

下の写真のようにマイコンを両手で持ち、机に片方の足がペタッとつくように置きます。

ashimage

足がハの字のため、マイコンが傾いていると思います。

マイコンを机に押し付けながら、手前に傾けていき、丁度垂直になったら止めます。

これを反対の足にも行います。

maikonko

うまく曲げられるとこんな感じになり、ブレッドボードに刺さりやすくなります。

ブレッドボードの1行目の、cとgの列にマイコンのはじっこの足が刺さるようにマイコンを配置します。


pinnoichi

このとき、下の写真のように、マイコンの背中の凹がある(①)が1行目になるようにしてください。


ashinoiti2

この状態で、マイコンを上から押してブレッドボードに差し込んでください。

mbedねこちゃんを挿す

mbedねこちゃんを下の場所にさします。

nokobasyo
nekosashi2

ねこちゃんの裏のピンの色と、ブレッドボードのラインの色が同じになるように刺します。

こんな感じになっていればOK。

nekogo

mbedねこちゃんとマイコンを配線でつなぐ

マイコンにプログラムを書き込むための線を配線をします。

黄色のピンがマイコンにプログラムを書き込むための信号線で左側3本だけ配線します。

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ピンの下に書いてある矢印が、マイコンの左右どちらの足につなぐのかを示して、数字がブレッドボードの何行目に挿すのかを表しています。

まずは、一番左のピンからつないでいきましょう。

矢印が左を向いているので、マイコンの左側のピンの、3行目とつなぐということがわかります。

hidari3

同様に、左側の12行目とつなぎます。

hidari4

次はマイコンの右側の6行目につなぎます。

migi5

これでOKです。黄色の一番右のピンは使いません。(すみません)

マイコンに電源をつなぐ

次は、マイコンに電源をつなぎます。

ここでも、ねこの耳の部分に矢印と番号が書いてあるので、その通りにつなぎます。

電源のGNDはマイコンの右側の7行目につなぐということなので、青い電源ラインのどこかの穴と7行目をつなぎます。青い電源ラインは、すべてつながっているので、どこに挿ししてもかまいません。

nekognd

同様に、3.3Vの電源は右側の8行目とつなぎます。赤い電源ラインのどこかの穴と8行目をつなぎます。赤い電源ラインは、すべてつながっているので、どこに挿ししてもかまいません。

neko3

こんな感じになっていればOK!

neko4

USBでパソコンとつなぐ

最後に、USBでパソコンとつなぎます。

nekousb

パソコンにつないでしばらくすると、ドライバが自動でセットアップされて、mbedというドライブがパソコンに現れます。
以上で、配線は完了です。お疲れさまでした。

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プログラムの書き込み方法

最初に登録・設定したmbedのサイトで、プログラムを書きます。書いたプログラムをコンパイル(マイコンに書き込むデータに変換)すると、***.binというファイルがダウンロードできます。

ダウンロードしたファイルを、mbedドライブにコピーすることで、マイコンへの書き込みが開始されます。

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書き込みが始まると、黄色のピンの近くのLEDがチカチカチカチカっと光ってプログラムが書き込まれていきます。

コピーが終わったら、ねこちゃんの赤いおめ目を押すとプログラムが始まります。

コピーに時間がかかったり、LEDが一瞬だけしか光らなくてプログラムが書き込まれない場合には、

  • 電源の配線を忘れていないかチェック
  • 黄色のピンの配線が正しいかチェック
  • USBをいったん抜いて、再び挿してみる

をやってみてください。

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特殊な機能を使う場合の配線方法

以降は、mbedマイコンの特殊な機能を使う場合の配線方法をご紹介します。

プログラムでアナログ入力(A/Dコンバータ)を使う場合

右耳の電源を配線した時と同様に、左の耳に書いてある通りに配線します。

下の写真のようにつながっていればOK。

nekoad

パソコンとシリアル通信する場合

緑色のピンが、シリアル通信のためのピンです。

siri

マイコンの右側の13,14行目とつないでください。

接続すると、こんな感じです。

seri2

例えば、マイコンで測定した温度をパソコンへ送信したり、パソコンからの指示でマイコンにつながったLEDを光らせたりといったことができるようになります。

シリアル通信をする場合には、こちらの記事を参考にしてください。

 

以上で、ねこちゃんとマイコンとの配線でした。