NeonDCDCを使って、キセノン管を光らせる実験をしてみました。NeonDCDCは5Vから80V〜200Vを発生させるDCDCコンバータモジュールです。
NeonDCDCの改造
NeonDCDCは出力電圧が200Vまでしか上げられません。DCDC ICの特性的には300Vまでは上げられるので、300VのDCDCコンバータに改造します。まずは、出力についている1uF250V耐圧のセラミックコンデンサを450Vの耐圧の物に交換します。
ホットエアーを使って、はんだを溶かし、取り外して450Vのコンデンサを取り付けます。
出力電圧を決定する抵抗を交換して300V以上出るようにします。
無事に300VのDCDCコンバータになりました。
実験
ブレッドボードに回路を組みます。
回路はとてもシンプルです。トリガトランスにはAliexpressで購入した物を使っています。詳しくはこちらをご覧ください。
この2つの電極をショートさせるとフラッシュが光ります。
光りました!!!300VのNeonDCDCでフラッシュが光りました。
連続発光実験
NeonDCDCの入力電圧は5Vですが、部品の最大定格の10Vに設定し、DCDCコンバータの出力電力をアップさせて、連続発光の実験をしてみます。
2つの電極の片方をヤスリに変更し、ヤスリに電極をこすり合わせることで、細かい連続したパルスを発生させます。
連続で発光しています!!!!!これは面白い。
連続発光していると、NeonDCDCの保護回路として入っているポリスイッチが作動してしまい、発光が停止してしまいました。ポリスイッチを容量の大きい物に交換すれば、長く発光し続けられるのではないでしょうか。
NeonDCDCを300Vに改造して、入力電圧を10Vにすることで、キセノン管を連続発光できることがわかりました。
次は、サイリスタを使ってマイコンから連続発光できるようにしてみたいです。
実験に使用したNeonDCDCの基板は、JLCPCBで作ってもらいました。注文した時の記事はこちらです。
下のバナーより新規でユーザー登録すると、クーポンがもらえてお得に基板が作れちゃいますよ。
コメント