どうもkohaniiです。
写真は昼前の窓からの陽の光と共にお送りします。
はんだや配線はボビンに巻いてあっていつでも使えるようにしているのですが、
ボビンはテーブルに置いて使うとなると、垂直に立てて使うと引き出す時に倒れてしまい、横にして使うと転がって使いづらいです。
こんな時のためにリールスタンドを作ってみようと思います。
設計
レーザーカッターがあるのでMDFを切断して作ってみます。
MDFの厚みはそこまでなくても大丈夫なので2.5mm厚のMDFを使います。
以前調べたパラメーターで切るので詳しいことは過去の記事を見てください。
使用しているレーザーカッターはSVGなどの平面のデータで切断するため、Adobe Illustratorで設計します。
スタンドの横の支えは三角形にして、上でMDFの軸を支えて、下に足をつけるための接合用の突起をつけます。
この支えの縦の長さが、使える最大のボビンの半径になりますので、半径が3.5cmまで入るようにしました。
パーツごとの空白部分は無駄になるので、二つ目の支えは180度回転して空白を詰めます。
支えの下の左右に穴が空いた長方形のパーツはスタンドの脚部分で、支えの下の突起二つを差し込み固定します。
この脚部分の長さでスタンドに入るボビンの幅が決まりますので、間の長さは約6cmにしました。
一番下の細い長方形のパーツがボビンの穴に入る軸になります。
どうしても四角形になるので回るかは不安ですが仕方ありません。
断面の形状は4mm x 2.5mmなので、穴が大体5mm以上のボビンが使えます。
MDFの切断
レーザーカッターに2.5mm厚のMDFを入れます。
レーザーカッター用のソフトにIllustratorで書き出したSVGを読み込んで切断します。
下のスクリーンショットは色々と忘れていてパーツが足りません。
切断は1分ちょっとで終わります。
パーツと仮組み
パーツが揃いました。
試しに仮組みしてみます。
パーツの寸法に余裕を持たせなかったため少しきつめですが問題なさそうです。
忘れていましたが、完全に組み立てるとボビンが入れられないことに気づいたので、片側の支えは外れるようにしなければいけません。
もう昼を過ぎて窓からの陽の光は無くなりました。
固定する側の支えは特に問題ありませんが、外れる側の支えを離脱可能にするためにMDFをやすりで削って余裕を作ります。
一旦組み立ててみました。
軸のやすりで削った部分の切断面の焦げがなくなったので少し違和感がありますが、仕方がありません。
試しにはんだをスタンドに入れてみます。
まず片側を外して軸にボビンの穴を通します。
そしてもう片方の支えを取り付けて軸を支えます。
はんだの取り付けができました。
見た感じ問題がなさそうです。
足
足が平面ではあまり安定性がなさそうなので、透明のゴム足をカッターで切って貼り付けてみました。
4辺に取り付けたのでまあ安定するのではないでしょうか。
回らず
やはり四角形の軸の摩擦が多く、ボビンを回そうとしてもスタンドごと傾いてしまいます。
このハンダのボビンの穴の直径は15mmなので、さらに軸が太くなっても問題ありません。
なので、軸に幅広の紙マスキングテープを巻いて太く、そして円形に近づけてみます。
幅広のマスキングテープが黄色しかなかったのでこのテープを使います。
しばらく巻いてみました。
断面が長方形のため円というよりは長円に近い形になりましたが、角は丸くなったので大丈夫そうです。
マスキングテープが少し幅が広かったので端をカッターで切って整えました。
支えを取り付けてみました。
良い感じです。
完成
はんだを取り付けてみました。
木のテーブルの上では少し滑ってしまい安定しませんでしたが、シリコーン製のマットの上ではグリップが効いて安定します。
グリップの効く優秀なマットはこちらで紹介しています。
動画を撮ってみました。
あまり速く引き出すとスタンドのバランスが崩れますが、はんだをそこまで速く引き出すことはないので問題ありません。
これで、手軽にはんだやケーブルを使うことができます。
おわり
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