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Padaukマイコンの書き込み機EasyPDKProgrammerを作っています

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PFS122マイコンに書き込みがしたいので、FreePDKプロジェクトで開発された書き込み機、EasyPDKProgrammerを作っています。

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FreePDKプロジェクト

FreePDKプロジェクトは、安価なPadaukマイコンに目をつけた世界の技術者らが、専用の書き込み機をハックし書き込み機とコンパイラを開発して、オープンなツールチェーンを構築しました。

ここで開発された書き込み機は多種多様なPadaukマイコンに対応しており、今回書き込みたいPFS122も含まれています。

そこで、ここで開発された書き込み機EasyPDKProgrammerを、私も作ってみたいと思います。

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基板の作成

回路図

回路は本家のものとほとんど同じです。変えても動作に影響がない部品を、作りやす定数に変更したり、手持ちの部品に変更したりしました。

アートワーク

本家のEasyPDKProgrammerは、ピンソケットでマイコンと接続しますが、私のはゼロプレッシャーソケットとしました。

面付け

部品を実装しやすいように、2枚の基板を1つの基板に面付けしました。基板と基板の間にはVカットという溝が掘られて、手で割って分割できるようになっています。

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PCBWayに基板を発注

今回はPCBWayに基板を発注します。

パラメータの設定

製造してもらう基板のパラメータを設定します。

今回の基板は面付け基板なので、「基板の種類」を「面付け」にします。

そして、基板の「寸法」と「枚数」を設定します。

その他はほとんどデフォルトのままで、基板の色を黒くしたいので「レジスト」を「黒」にしました。

また、低融点鉛フリーはんだでリフローするため、表面処理を「無電解金フラッシュ」としました。

メタルマスクも一緒に作ってもらいます。メタルマスクは機械に装着してクリームはんだを塗布するための「枠ありメタルマスク」がありますが、機械がなければ重くて邪魔なだけなので「枠なしメタルマスク」にします。

そのままでは大きさが190mm x 290mmととても大きく、これも邪魔なので適当なサイズにカットしてもらいます。「その他 特殊加工」に「Please cut 120mm x 120mm」と書いておきます。

私の経験上、基板サイズ+20mmがちょうど良いです。

以上でパラメータの設定は完了です。画面右側の緑色の「カートに追加」をクリックします。

ガーバーファイルのアップロード

ガーバーファイルをアップロードするウィンドが表示されるので、「ガーバーファイルを追加」をクリックします。

zipで圧縮したガーバーファイルを指定して、アップロードします。

アップロードできたら「今すぐ注文する」をクリック

データのレビュー

PCBWayでデータのチェック(レビュー)が開始されます。PCBWayはレビューが比較的早く数分で完了することもよくあります。

問題発生

2分ほどで、何やら表示されました。

There are some certain issues to be confirmed before the review process.
Kindly reach out to your sales rep via email for further information.
レビューの前にいくつか確認事項がございます。
営業担当者より詳細のメールを差し上げます。

データに何か問題があるようです。

Hello,
1oz outer copper thickness For solder bridge, the spacing between IC pads should be min 0.22mm(9mil) for black. So can we proceed without making the solder mask bridge? Or can you modify the design?
Waiting for your reply.
Thank you.

程なくして、PCBWayから画像ファイル付きでメールが届きました。

黒色のレジストでソルダーマスクブリッジをするためには、ICパッドの間が最低0.22mm(9mil)ある必要があります。そのため、現状のままではソルダーマスクブリッジ無しで作業を進めますが、よろしいでしょうか?またはデータを修正しますか?
ソルダーマスクブリッジという言葉を初めて耳にしたのですが、パッドとパッドの間にレジストを入れることをソルダーマスクブリッジというようです。そして黒色のレジストの場合、緑色に比べて細く印刷ができないようで、今回のフットプリントではソルダーマスクブリッジができないということです。
パッドとパッドの間にレジストがあると、リフローの時にはんだブリッジしにくくなるのであった方がいいのですが、今回はデータを修正するのが面倒なので、そのまま作業を続けてもらうことにしました。

Hi,
I appreciate your confirmation.
Yes. Please proceed without masking the solder mask bridge.
Thank you

確認ありがとうございます。
ソルダーマスクブリッジ無しで作業を進めてください。
と、メールに返信しました。

30分ほどで、レビューが完了しました。右下のオレンジ色の「チェックアウトに進む」をクリックします。

支払い

輸送手段を選択して、右側のオレンジ色の「注文する」をクリックします。

Paypalの支払い画面が表示されるので、そこで支払いを行います。

製造が開始されました。

届くのが楽しみです。

2025.3.1 追加 続きはこちら👇👇