先日は、NeonDCDCを改造してキセノン管をフラッシュすることができるようになりました。今回は、マイコンを使って一定周期で光るようにして、ストロボスコープを自作したいと思います。
前回の記事はこちらです。
回路
回路は、以前のサイリスタを使ったフラッシュの回路とほぼ同じです。
マイコンにはAVRマイコンのATTINY13Aを使っています。ボリウムの電圧をADして、AD値によってトリガの周期を変更するようにプログラムをしました。
#define F_CPU 128000UL
#include <avr/io.h>
#include <util/delay.h>
int main(void)
{
ADMUX = 0b00000010;//AD入力をADC2(PB4)に設定 基準電圧はVCC
ADCSRA = 0;
ADCSRA |= (1 << ADEN);//AD許可
DDRB |= 0b00000001; //PB0を出力に設定
while (1)
{
PORTB |= 0b00000001; //PB0をON
ADCSRA |= (1 << ADSC);//AD開始 終わると0に戻る
while (ADCSRA & (1 << ADSC)){
//ADの終了待ち
}
int adout = ADC;//ADの結果
for(int i = 0; i < 500; i++) {
PORTB &= ~0b00000001; //PB0をOFF
}
for(int i = 0; i < adout * 10; i++) {
PORTB &= ~0b00000001; //PB0をOFF
}
}
}
回路はブレッドボードに組みました。前回の回路にAVRとサイリスタを追加しただけです。
動作テスト
ボリウムを回していくと、だんだんフラッシュの時間間隔が短くなっていきます。
結構明るくフラッシュしています。
水滴実験
水滴が落ちている瞬間とフラッシュのタイミングを合わせることで、水滴がゆっくり落ちて行ったり、逆に上がって行くように見せることができます。
段ボール箱の上に、小さな穴を開けた容器を置いて、ポタポタと水滴を垂らします。
箱の中に連続フラッシュ回路を置いて、落ちて来る水滴を観察します。ボリウムをゆっくり調整していくと...。
水滴が、ゆっくり落ちたり、逆に上がっ行くように見えますね。
ボリウムの調整がとても難しいですが、うまく見えるとなかなか面白い現象ですね。
連続フラッシュができるようになって、キセノン管のストロボスコープができました。ストロボスコープのおかげで、なかなか面白い実験ができました。
実験に使用したNeonDCDCの基板は、JLCPCBで作ってもらいました。注文した時の記事はこちらです。














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